2011年10月16日日曜日

デスクトップ向けLlano A4-3300は買いでは無い

 もともと微妙な感じのA4シリーズですが、目的を持った状態ならばなきにしもあらずと言う感じもします。Mini-ITXなどで組んだりAMD E-350の代わりに、インターネットと動画ぐらいならば結構悪くない気もします。

 ですが、A4-3300の場合300円~400円ケチッただけでA4-3400のGPUクロックと比べると30%程度劣ってしまいSandy BridgeのCeleronやPentiumにGPU性能面で近づいてしまいます。そうすると、CPUでのメリットは元からありませんしGPUのメリットも殺されかけている感じになり・・・となってしまいます。

 それに比べれば、A4-3400は比較的マシというか5000~6000円程度の選択肢の中では使いようではありかもぐらいにはなるかもしれません。

 その他、A4-3300を使ってみての比較で個人的な感想ですが、AMD 690G 780Gと使っていて思ったGPU性能の低さ(3Dでは無い)ところが、Llanoでは感じなくなったように思います。

 2つの点(体感なので間違っているかもしれません)を挙げたいのですが、第一に動画の再生(再生支援あり)などがGPUを挿した時のように立ち上がりが良くなり、シークも速くなった感じがします。第二にWindowsのメニューの表示やフォルダの開閉(HDD的な問題では無い所で)がこれもGPUを挿した時のように速くなった感じがします。

 他に、CPUの面でも低クロック時でもキビキビとして(クロックの上がりが速くなった?)いる気もします。そんな中で、ノートは除き(使い方が違うので)デスクトップで久しぶりに使ってみての感想ですが、今時2コアは結構厳しいかもと思ってしまいました。

 ブラウザで複数のタブを開いたり、Windowsのちょっとした事でCPU使用率が100%に張り付いて重さを感じたりと、ここらへんを感じるともう少しコアがあってゆとりが欲しいなと。

 GPU面でもA6やA8のレビューでMPEG2のHD動画を複数表示(4~6ぐらい)させても余裕みたいに言われていましたが、A4-3300だと再生支援ありだと3画面でコマ落ちが発生します。(なしでも3画面でCPUが・・・)

 定格で電圧を下げて重い仕事をさせないのならばA4-3300もありだと思います。というか電圧下げないと他に比べて普通に見劣りするCPUだと思うのでした。

0 件のコメント:

コメントを投稿