2011年8月3日水曜日

Llanoノート HP Pavilion g6-1100のレビューを見て(ASCII)

 ASCIIの記事を読むと随分と低性能な気がしますが、itmediaを見ると、まあまあな感じがします。

 個人的な憶測でASCIIの記事の一部分を否定(憶測で否定とかハッキリ言って暴挙ですが・・・)しておくと、PCMark Vantageの開始までに5分以上掛かっていたというのをCPUの性能にするには結構な無理があると思います。(HDDやメモリについても触れていますが)

 まずこのような自体になった場合、始めに疑うのはメモリ不足の筈です。この時メモリ不足でない場合にしろタスクマネージャーの状態を公表するなりすべき、もしくは確認したとするべきだと思われます。また、メモリ不足かどうかはHDDのアクセスを見ても気づくのが普通で、CPUの差を挙げておいて、もしかしたらメモリ不足やHDDの遅さというニュアンスに持っていくのは一種の偏向報道に近いものを感じました。

 繰り返しになりますが私個人としては、CPUの性能の低さをアピールするならば、まずメモリ不足で無いことを発表するだけで済むことだと思うのです。

 UL20AでのWin7 64bitを使った感じでは、まず64bit版でアンチウイルスなどを入れて何もしなくとも1.5GB近くメモリを消費しますし、VRAMにメモリを持って行かれGPUを使うような状態だと100~200MBは使われてしまうように感じました。ゲームになると最低でも200MB~ぐらいはVRAMだけで使うものも結構多い気もしますし、残りを考えれば分かると思いますが2GBでは全然足りないと思っています。

 さて、HP Pavilion g6-1100の作りで気がついたことを少し書くと、メモリが裏蓋で1枚しか簡単に交換できないようになっているのは、大きなマイナスだと思います。これだと2GBで買うと通常では追加で4GBを買って6GBまでしか出来ないと思います。(CPUの性能的に6GBもあれば充分かもしれませんが)

 次にA4-3300Mの電圧です。これだとTDP 35Wというのも・・・てな感じでitmediaのCPU-Zを見ると感じました。Turbo COREで最大2.5GHzまでクロックが上がりますが、1.4V掛かっています。A8-3850の情報を見る限りでは2.9GHzで1.1V付近までは出来るようなので(当たり外れは?)、2.5GHzで1.4Vは異常だと思われます。

 通常の1.9GHz時の1.025Vもちょっと高い気もします。K8(65nm)世代からこの程度は出来るレベルでK10.5(45nm)では1.0Vを割るのは余裕だったと思います。もちろん、マージンを持たせることは大事だと思いますが、0.9Vかそれ以下程度で充分なような気もします。(そこら辺はK10statに期待)

 その他、メモリはどちらとも2GBで測定されていることに対して若干の疑問を感じます。最小構成な意味では当然だと思いますが、デュアルチャンネル時の効果も考えて+2GBか+4GBを増設した時のスコアも載せるべきだと思うのですが・・・

 このデュアルチャネルの効果というのはAMD E350の時はCPU自体が対応していないので考慮に入れなくても良いと思いますが、デュアルチャンネルに対応していて特にGPUに関して帯域による効果が大きいと言われている中で、Llanoでそれをやらないというのは・・・

 他に、15.6インチで2.36kgって結構軽い部類に入るような気もしますね。

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