2011年7月14日木曜日

デスクトップ版Llanoの一番の強敵はRadeon

 ふとアマゾンを見ていたところRadeon HD5670 DDR3(HD5570程度の性能)が5000円近辺で売られていたのですが、これだと本来のHD5670よりも遅いとは言えA8-3850のGPUよりも上の性能なんですよね。(HD6xxxでないのでUVD3などが付いていないですが)

 そうするとLlanoには熱源が一つになることや消費電力面などのメリットが有りますが、デスクトップ用途では若干弱まると思います。そうするとCorei3などを買ってPCI-Exにコレを挿すと性能ではLlanoは勝てなくなってしまいます。(マルチスレッドは除けば)

 シングルスレッドだけ考えて言えばPentium G840G850にこのHD5670を足しても殆ど値段が変わらなくなってしまいます。

 もちろん、マルチスレッドも最近では結構意味があるように思いますがLlanoで言えばもう少し低価格にするか(下を考えるとあまり現実的ではないが)高クロックにする必要があるのでは無いかと思います。

 高クロックについては、オーバークロック耐性の低さから微妙に感じられたこともありましたが、最近ではそうとは思えなくなりました。

 海外のサイトのOCでは定格1.4Vを1.5V以上にして3.6GHz程度なのですが、これはどうやら色々なクロックが同期している為では無いかと思われます。同じような理由でSandyBridgeは殆どOCが出来なくなりました。加えてK10statなどによって2.9GHzぐらいでは1.1Vぐらいで駆動できることが分かったので、ここから3.6GHz付近で動かすのに1.5V以上が必要というのは流石に不自然だと思われます。これがもし、BEの倍率ロックフリーならば4GHz程度までは充分OC出来ると考えるほうが自然です。

 もちろん、今までのAMDのラインナップから考えてAシリーズに倍率ロックフリーはありえません。加えて2.9GHzというクロックもGPUの性能とのバランスから実用上のソフトを動かすのに充分だと判断したと思われ、今後急激に上がることもまず考えられません。もしかしたら来年には出すであろうBulldozerベースのAPUのCPU部を考えて、あまり上げられ無いのかもしれないというネガディブな考えも出来ます。

 なんだかんだで、自作ユーザーにはBulldozerのが良いのでしょうね。Llanoだとメインマシンとしては一般の人には充分でも、自作するような人からはサブマシン向けの性能なのであんまり盛り上がらないみたいですね。

 ただ、個人的にはAthlonⅡの時から思っていたのですがAthlonⅡx4 650BEやA8-3950BEみたいなものを売れば人気出るだろうなと思うのでした。

2 件のコメント:

  1. Dual Graphicsはどうなんでしょうか?

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  2. Dual Graphicsというのは個人的な話ですがメリットを殆ど感じません。単純に性能が向上するだけのソフトもあれば、向上しない物もありCF(クロスファイア)同様にメリット、デメリットがありますが、特にデスクトップでは上位の物を買えば済むわけで、比較的低い性能同士を組合わせるのは効率が悪いと言えると思います。

    見当違いのコメントでしたらゴメンなさい。

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