2011年7月10日日曜日

断線しないイヤホンを作る

 イヤホンを複数購入したことによって、もし断線しないイヤホンを作ったとして実用に堪えるかの実験を行えるようになったので、適当に断線しないイヤホンを作ってみました。

 材料
・100均で買った園芸用針金(出来るだけ粗悪な方が音質の劣化を期待できる)
・イヤホン(MDR-E0921 秋月 50円~100円)
・イヤホンプラグ(秋月 50円)






 ハッキリ言って針金選びを間違えました。針金の癖や太さなど、かなり配線が難しくなりました。(ハンダ付けしても針金が固いので閉じようとするとハンダが取れてしまったり)しかし、一応の完成はしました。
かなり見た目が汚いですが・・・

 何もしないとあまりに自然に絡まるのセロテープを使って仮止めしています。



 結果

 理論上はリッツ線を使用しないイヤホンでは表皮効果の問題により高周波(高音)が伝わりにくいとなっています。では、私が作った限りでの感想です。

・音量は確実に小さくなったが16Ωのイヤホンが32Ωレベルまで変わるレベルではない
・高音の出は悪くなったように思う
・音の解像度や広がりといったものも落ちた

 劣化具合を数値で適当に表すと元のイヤホンを100として100均イヤホンのレベルを0とした場合大体70~80ぐらいの点数は付けられそうなぐらいの劣化(高音も音質も充分聞けるレベル)。(ケーブルよりもコアとなるドライバーが重要であるということになると思います。)


 結論

 低価格帯であれば、銅線などある程度まともな線を使い、ある程度まともなドライバーを使えば充分付加価値のある商品として売り出せるのでは無いかと思います。

 断線し難いイヤホン(但し音質は若干劣ります)みたいな商品。これは、売れるのでは?

 
 大体の人は私よりまともな物を作れる可能性が非常に高いと思われるので、暇で興味ある方は作ってみては如何でしょうか?(もし作るのであれば理科の時間などに使われるようなビニール皮膜の銅線など柔らかさや太さなどの面で良いかもしれません。)

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