2012年5月15日火曜日

Llanoの後継Trinityの発表

 本日、AMDがTrinityを発表したようです。性能はさて置き省エネ方向(バッテリー性能)への進化などは結構改良がなされているようです。個人的には、UVD(再生支援)とGPUの独立というか動画再生時にGPUクロックが上がるのが消費電力面で影響大きそうなので、そこら辺も何とかして欲しい気もします。

 さて、4gamerを見ると結構残念なCPU性能の結果(BulldozerからPiledriverでのIPCの向上幅の小ささ)が目立っていますが、GPU性能面ではデスクトップ向けのLlano A8シリーズ並になっているのが見て取れます。(Piledriverに関してはL3キャッシュの有無からのIPCへの影響は?)

Impressでも数多くのベンチマーク結果が載せられていますが、ゲーム性能及びゲーム時の消費電力ではSandy BridgeのCorei5 2410Mより優秀そうになっています。(CPU性能面では・・・マルチスレッド時になんとか・・・)

 個人的には、3DMark 11の結果は注目に値しそうです。まあ、その他のGPU性能面でもA8-3820程度と言われていますが、ノート用で言えばRadeon HD 6650Mとほぼ同じスコアが内蔵GPUだけで叩き出せるようになったのはインパクトがあるかと。

 結局の所、DDR3の帯域ではGPU面で頑張っても・・・というのもありますが、ノートでこの程度出せるというのは中々だとは思います。商品として組み込まれた場合では、デュアルグラフィックスが用いられる事が多いのでしょうけど、そうなると更に伸びますので安くGPU性能が欲しい場合など良さそうです。

 ただ、今回のベンチマーク結果は最上位のA10-4600Mというのが問題かと思われます。CPU性能面でもGPU性能面でも普及価格帯のモデルはこれよりも性能が下がる訳で・・・A10-4600MでCorei3にぶつけるぐらいの価格攻勢をかければ名機と呼ばれるようなマシンが誕生しそうですが、今の所Corei7のライバルを語っているようですしね・・・

 とは言え、普通に考えるとTrinity A10がLlano A8、Trinity A8がLlano A6、Trinity A6がLlano A4という価格帯で出ると考えるのが自然かと思いますので、A8-4500M搭載機で4万切るぐらいになってK53TA (K53TK)の後継に収まれば人気出そうです。(ただ、ノート用LlanoはCPUが倍率ロックフリーというのがあるので人によったら・・・?)

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