2011年4月1日金曜日

アイドリングストップ車の割高感

 アイドリングストップの自動車が結構増えてきた。信号待ちなどが結構長い場合、エンジン始動後の
燃料消費の多さをカバーできるだけの効果をもたらすようで、環境にも優しい。

 そう単純に思って行ったが、この前カー雑誌系の記事を読んでいてこれはしっかりと知っておかないとという物を発見した。もともとアイドリングストップは付加機能なので価格が高くなる。
  加えてエンジン始動に電力が必要なので普通のバッテリーよりも大きな物を積んでいるのであるようだ。これの定価が大体5万程度で実売3万程度らしい、そうすると元よりアイドリングストップでバッテリーのヘタリが早いことが予想され、車検時に交換される可能性も高いので3年程度でガソリン代を3~5万浮かさなければ元が取れない。

 アイドリングストップでの燃費向上が2km/l程度では、仮にガソリンを150円で燃費を15km/lから17km/lに向上したとして3万を浮かすのには2万5500kmとなる。(実際には普通の方のバッテリー交換代分もう少し減るが)

 3年で2万km以上でやっとバッテリーの元が取れるぐらいで、車両本体価格の差額の元が取れるわけでは無いので更に厳しい。単純にエコと言っても、コストパフォーマンスにある程度納得できなければ買ってくれる人や買った人がこんなハズじゃとバッテリーの価格を見て思うのではないだろうか。

 もうひとつの懸念材料はエンジン始動回数の激増である。これは、エンジンマウント(固定)などへの負担が大きくなることが予想され長期的に大丈夫なのかが不安でもある。
 そこら辺はメーカーがテストをしていると思うが、仮に10年分のエンジン始動や停止をしようと思ってもテスト期間がかなり掛かるように思う。(by素人)

 そこにくると、逆にハイブリットカーは割安感が出てくる気がする。こちらもバッテリーに金が掛かるとはいえアイドリングストップの車のバッテリーに比べると比較にならないほどの大容量でモーターも付く、出だしはモーターによる補助もしくはモーターなのでエンジンの始動回数は多いかもしれないが負担は少ないことが予想される。加えてハイブリットカーはコストパフォーマンスをアピール出来るように価格も抑えているので、こちらの方が割安感が高い。(元が取れるかは不明)

 実のところ両方とも元が取れるかは人それぞれだとは思うが、まだ燃費向上率の高いハイブリットカーの方が割高でも金を払えるように思う。アイドリングストップは、お得という意識に付け行って実際はそうでもない。これが私に割高感を醸しだしている要因だとは思うのであった。

 究極で行くと実は軽自動車が燃費が良いのである。安全性などの問題や最近の車体の大型化で660ccでは力不足感も否めないかもしれない。加えて10km/l程度しか走らないという話もよく聞くが、我が家の親類などでは20km/lを切ったということをあまり聞かない。(田舎なので渋滞には巻き込まれないが)
 
 これのカラクリとしてはMT車なのである。MTはATに比べそもそも伝達ロスが少ない、CVTは効率が良いが伝達ロスではATにも劣るようである。(どこで読んだか思い出せないが)

 加えて特に女性に多いと思うのであるがATに慣れるとアクセルワークが雑になる傾向が多いと思う。MTの場合クラッチワークがあるので一般人はアクセルをべた踏みすることはまずありえない。
さらに廉価版に多いMTの場合まずタコメーターが付いていないので耳でエンジン回転数を聞き分けギヤチェンジをするので、結果的に回転数も自然に下がるので燃費も良くなるのである。


 最近のアイドリングストップ車に興味を持ち調べて忘れないようにと思ったことと、信号待ちでスータートダッシュが半端ない軽のおばちゃん(万が一MTだったら神)を目撃したという日記でした。

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