2011年4月17日日曜日

Pentium Mの中古ノートPCは買ってはいけない

タイトルは釣りです。

 PentiumMは今となってはシングルコアに加えて非力な所もありますが、今でも比較的省エネで発熱も少なく用途を選べばまだまだ現役で行ける性能だと思います。(OSはXP)
そしてPentiumM(CeleronM)搭載の中古ノートPCがXPを搭載して1万を切るぐらいになり大変お買い得のように感じるかもしれないです。(私が感じているだけかもしれませんが)

 しかしながら、タイトルに書いたことが当てはまることがあるので注意してもらいたいことがあります。それはPentiumMは2世代あり前者では確実にメモリがDDRなのです。別にDDRでもそんなに性能や消費電力に影響を与えるわけではありませんが、値段にかなりの影響を与えます。

 例えば、我が家の古いXPノートPCの場合購入時は256MBのメモリで後に256MBを足して512MBのメモリで使っていますが、今ではXPのSP3ではアンチウイルスソフトを入れブラウザを起動しただけで400MBを超えてきます。もちろんサイトによっては512MBを超えてきますので、HDDアクセスが非常に多くなり激遅になります。

 こんな時はメモリを増設すれば良いのですが、256MB+256MBでスロットが埋まっているので選択肢は最低限でも1GBを1枚買うか512MBを2枚買うことになります。この時値段では3000円~が掛かると思います。大した金額でないと感じる方も多いかもしれませんが、今買おうと思った場合元々の性能があまり高くなく販売価格で1万を割るような商品に3000円も掛けて良いのでしょうか?

 これは中古で売られているノートPCで512MBの品のケースに当てはまると思います。この512MBの場合では結構な確率で512MBが1枚ではなく256MBが2枚だと思います。そんな時15000円~のCore世代の性能も高くメモリも最初から多く積んである物を買わずに1万でPentiumMのマシンを買うのは賢明では無いと思います。(PentiumMでもDDR2メモリを搭載しているものならばメモリも安く容量も多いので別ですが)


 次の注意点としては古いノートPCに乗っているHDDは容量も少なく遅いです。しかも古いということは故障リスクも高まっていると考えるのが自然です。この場合IDEという型式かSATAという形式かで交換を考えた場合大きく変わってきます。SATA形式はいまでも売られており容量、価格、速度どれも問題なくSSDも豊富です。しかし、IDEだった場合この全てに対して劣っています。


 もう一つの注意点は液晶になります。冷陰極管という蛍光灯みたいなものが古くなり画面が黄ばんで来ている可能性が古い物の場合あります。これは1000円ぐらいで購入し自分でハンダ付けすれば治りますが、お店に頼んだ場合最低でも1万~掛かってしまい全然安く付きません。


 最後の注意点としましては、チップセットの855GM関係のこととなりますが尋常でなく3D性能が低いのでソフトで少しでも3Dに関係していた場合(ポリゴン表示でなくとも)かなり使い物になりません。
特に自分が落ちいった事としましては静止画だと思っていたものが実は1秒間に60コマ表示というソフトがあったのですが(←3D関係になってしまう)、2台あるPentiumMマシンで片方はCPU使用率が10%ぐらいで何の違和感もなく使えるソフトが、855GMのマシンでは常にCPU使用率が100%に陥りマウスクリックでさえ非常にもたつくということがありました。

 最後にタイトルで書いたことは当てはまるパソコンがあるというだけですが、値段だけを見て安いと思わないでちゃんと調べて買うか、新品も安いので新品を考えるのもありかと思います。

6 件のコメント:

  1. PentiumMのノートパソコンを買おうか検討中なので、アンチPenMの記事を探していました。中々見つかりませんでした。
    当方は、今は855GMのチップセットのノートPCを使っていますが、やはりグラフィック性能が今一つで、DVDを再生すると少々動きがぎこちなくなります。という事で915GMのPenM機を予定しています。
    最近はメモリも中古ではかなり安く、DDR2 512MBも千円ほどで買えるようになりました。
    HDD容量も、160GBのデスクトップを使ってますが、いくら使っても50GB止まりです。容量が多ければ便利と思ったのですが的外れで、余計な出費でした。
    考えた結果、当方のニーズ的に記事の内容は当てはまりませんでした。こういう記事があると必要条件を原点から見直せ、宣伝文句に踊らされる事も無くなると思うので参考になります。

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    1. 参考になったのならば良かったです。

      個人的に今年あたりでは、メモリの増設も不要そうなメモリを初期状態で1GBぐらい(DDR2)搭載したCore(Core2)マシンが1万程度からあるようなのでそちらも検討してはいかがでしょうか?(5000円程度~を予定しているのならば当てはまらないかと思いますが)

      Core世代のススメとしましては、最近のWebページなどが重くなっており、かつデュアルコアCPUの付加価値も殆ど無くなっておりますので、と言う感じです。

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  2. 他の事に使ってしまって予算がほとんどない中での購入でした・・・。
    一応3000円以内で買えないかなという具合で(爆)。
    core2のPCは確かに1万円を切る勢いですが、それほど重い作業やマルチタスクはしないので、安い事だしPentiumM機を選択しました。
    昔からの憧れというのもありましたし(^^;。
    ブラウザの重みはメモリを増やしてページファイルを切って対応する感じになりそうです。
    結局PentiumM低電圧1.6GHzの動作品をたった1200円で落札出来ました。メモリも1GB積んでますし、安くなったものです。

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    1. いやーその値段は凄いですね。私も欲しくなりそうです。

      使い方次第では、充分現役ですしPenMは名機ですね。ただ、大した意味は無いですが、ソフトによってはSSE2 slowと表示されるのが悲しい所です。

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  3. せっかく1200円で安かったのですが、届いて3時間で故障してしまいました。中古保証無しなので大損です。
    その後部品を購入したものの至る所に不良が有り追加投資を重ねて結局12000円となってしまいました・・・。
    winXPですがあと3年くらい使わないと元取れなそうです。
    世の中平等になっていると感心します。

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    1. 中古のリスクが出てしまいましたね。残念です。

      私も中古→すぐ故障というのを経験したことがありますが、ガタが来ている&輸送というコンボは結構リスキーなのでは?とその時思ったりしました。

      なんだかんだで修理などで高く付いてしまうのもお約束なようでいて、愛着も湧いたり、掛かった全体の値段と別の物を比べて後悔したりと・・・ってことが私自身過去に何回もあったように思います。

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