2012年5月11日金曜日

ドスパラの製品レビューでIvy BridgeのGPU比較が

 ドスパラのブログにてIvy Bridge同士&Sandy Bridgeの比較がなされております。CPUベンチ及びGPUベンチ、消費電力といったおおよそな所を比較されており、細かくとは行かないまでも傾向としては分り易いと思います。

 そんな訳で、CPU面ではCINEBENCHでのSandy Bridgeからの進化が見て取れますが、一番効果が大きそうな物を持ってくるあたり流石という気もします。(まあ、メジャーですしね)消費電力面でも差を際立たせる為に?今時80PLUSでない電源を使用しています。

 そのせいで?Core i7-3770Kのアイドル時とPrime95時の差が100Wを越してしまって・・・となってしまっています・・・

 さて、肝心のというかあまり他では見られることも少ないIntel HD Graphics同士の性能比較が見られます。HD2500の残念感というか差別化の影響が見られ、グラフで丁度HD2000とHD3000の中間あたりというのが流石のネーミングとでも言えそうな感じになっています。

 その他、個人的に興味深いと思うのが同じHD4000シリーズでもCore i7とi5で性能が微妙に違うということです。このことは2500Kと2600KのHD3000の頃から言われていましたが、GPU自体にはクロックも含め差がありません。CPU自体もシングルスレッドでは差がなく、L3キャッシュの量とHTぐらいの差だけです。

 この時、HD3000の時に言われていた内容のうろ覚えとしては、HTの影響では無くL3キャッシュの容量の問題だと見た気がします。内容としては、L3キャッシュ&リングバスの影響で内蔵GPUでデータのやり取りが増えるとL3キャッシュを消費してしまうということです。(ダイ画像を見ると分り易い?)

 Sandy Bridge(Ivy Bridge)の良い点として挙げられるのが、リングバスによるモジュール化のしやすさや省エネなどがあるかと思います。AMDがクロスバーでコアの増加と共にダイの面積や消費電力面で苦しむ(他の面も大きいとは思いますが)のとは対照的だと思います。

 ただ、Sandy系のリングバス構造だとGPUが使われるほどL3キャッシュをデータが流れてメモコンへと行くので、L3キャッシュの減少でのCPUへの影響もあれば、GPUへの影響も現れるものと思われます。そういった点では、GPU面だけを見ればLlanoのようにGPUをメモコンと直結してCPUとキャッシュを共有しない方が良いと思ったりもします。(CPUはリングバスにして)

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