2012年3月6日火曜日

Ivy BridgeのOC性能はそれほどでも無い?

 はじめに断っておきますが、あくまでもSandy Bridgeを基準にした個人的な思いです。(発売もまだ先ですしステッピングが変わったりするようですE0→E1、なので相当当てにならない内容かと)

 Ivy Bridgeと言えば、22nmに3Dトランジスタでと大きな期待が持たれているかと思います。アーキテクチャ的にはSandy Bridgeの小改良といった感じでそこまで大きな変化は無さそうですし、自作ユーザーや高性能を求める人などには常用OC(安定)など気になる所です?

 さて、最近では海外サイトのリークでCore i7-3770Kが1.889Vで7.06GHzにと、かなり凄そうな雰囲気が伝わってきたように思います。しかしながら、3Dトランジスタのお陰?で高電圧にも耐えられるとかはさて置き、1.9V近い電圧はとてもじゃないですが常用は出来ないものと思われます。

 ここで、一般的な期待としては常用域はどこらへんまでなのかという事が問題になるかと思います。IvyではTDPの最大もGPU込で77Wになっていますので、OCして消費電力面で2倍近くなったとしても現行で存在する130W程度やそれ以上ぐらいならば、気にしない人も多そうなのでそこまで大きな要因とはならないかと思われます。

 では、何が問題になるかと言えば、空冷や水冷は良いとして液冷(液体窒素)レベルでは実用的とは言えないとかと。ここで、注目すべき点だと思われるImpressのASUSTekZ77マザーボード説明会の記事が掲載されました。

 それは、独自のオーバークロックチップを搭載した上位モデルマザーボードで液体窒素冷却時6.4GHz達成という・・・普通ならば凄い!と言えそうですが、液体窒素で6.4GHzだとすると空冷では?という点があるかと。

 Sandy Bridgeでは、大体4.8~5.0GHzぐらいが限界として多そうな感じです。ここの記事によれば空冷で5.5GHzで液冷でも伸びない・・・という感じのようです。今回も同等な意味合いで捉えれば、空冷でも6.4GHzを狙えるかもしれないという事かもしれません。

 ただ、それならば凄いCPUだと言えるかと思いますが、だったらマザーボードのメーカーとしては液冷アピールはしないと思うのです。とすれば空冷や水冷ではそこまでは伸びないと考えるのが自然かと思いますし、そうすると6GHz台は空冷や水冷では無理そうなのでは無いかと?

 ここらへんからは、全然適当ですが仮に5GHz中盤ぐらいが空冷や水冷の限界だとしたら、十分に高性能ではあるかと思いますが、消費電力は除いてSandy Bridgeからの大幅な向上というのは望めそうも無かったりするのでは無いか?なんて思う次第です。(このレベルになるとIPCの向上が10%だとしても5GHzで5.5GHz相当となるので大きいと思いますが、されどインパクトがある程では??)

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