2011年12月13日火曜日

Ivy bridgeに搭載されるHD4000が結構凄そう

 来年の春頃に登場すると言われているIvy bridgeですが、ES品のベンチマーク(真偽は不明)が掲載されたようです。(WCCF

 CPUのIPCは32nm→22nmへのシュリンクだけではなく、小改良が施されているようで若干増加しているようです。しかしながら、省エネ方向に振っているようでクロックの上昇も殆ど無く、IPCも微増なのでそこまで注目することはなさそうです。(省エネ性能面では期待値が大きかもしれませんが)
 
 その他、LGA2011との差別化なんでしょうけど4コア8スレッドのままということでSandyBridgeを使用している人には殆ど買い換えのメリットは無いような気もします。GPU面ではどうかというと、3DMark06でSM2.0 Score:2158 SM3.0 Score:2776(i7 3770K)という結果が掲載されています。

 現在販売されているGPUでは、完全にローエンドに入りそうな値です。しかし、A8-3850には負けていますがそれに近い値までのベンチマークスコアが出るようになってしまいました。ということは、ノートPCなどに採用されるとかなりのゲーム性能と言えそうなレベルになってしまったと言えそうな状態です。(デスクトップでも多くの人がオンボードで満足しそうです)

 という訳で、来年のノートPCなどは結構期待できそうです?(ここから下はAMD好きの戯言です)

 さて、こうなると、来年AMDはTrinityを出すとはいえIvy無双になってしまいデスクトップもノートもAMDは厳しいな・・・とも思いました(AMD好きとして)が、そんなことも無いような気がするわけです。

 i7 3770KでGPU性能がA8-3850に近い値が出るというのは脅威ではありますが、ノート向けや下位デスクトップ向けではL3キャッシュ容量やGPU(CPU)クロックなどによって、ここから一段階ぐらいスコアは下がるかと。

 加えて、インテルの32nm世代を考えた場合終わりにするのには早過ぎると言う訳で、PentiumやCeleronなどがSandy Bridgeのままというのが65nmや45nm時代を考えた場合自然かと。すると、低価格帯では現在からそんなに変わることは無いでしょうし、上位モデルは現在でもAMDは相手になっていないような状態で・・・

 最近では先程のAMDが相手になっていないとも言えそうな状態のせいか、一部の人を除いたある程度の多くの人での性能面での飽和感のせいか、Celeron B810を出した後で現在ではCeleron B800が出回っているという下位グレードでの性能の向上をし過ぎないように調整している節があったりします。(同じ感じでTDP 17W枠の差別化が酷過ぎるように感じる今日この頃)

 そんな訳で、性能面での格差を大きくすることで価格差を付けやすくするのでしょうけど、多くの人が性能よりも価格で選んでいる状態を考えると、来年の性能面での実質的な底上げ感は感じられないのでは無いかと思う次第です。(現在i5以上を選んで買うような人でないと)

 そうなるとインテルは来年も上の方では現在のようにAMDとは勝負にならないような状態で、自作ユーザーなどに人気が出るでしょうけど、下位では特に変わりなくインテル対AMDという感じでなんとかなりそうです?(ジリジリと低価格帯に追いやられてVIAポジションにならないことだけを願います)

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