2011年10月13日木曜日

Bulldozer(FX-8150)のベンチが各所で公開

 いやー残念仕様と言うか、消費電力が酷いなあとか、性能が上がってない・・・なんて感想が聞こえてきそうな感じのベンチマーク結果が結構公開されましたね。加えて10月下旬に延期+FX-8150は日本で500個なんて言われていたりLlanoの歩留まりが悪い(GPU部)なんて言われていますが、普通にGFの32nmプロセスが厳しいんじゃ・・・なんて思ったりしてしまいます。

 個人的には値段がドルベースでCore i5 2500Kより安いFX-8120は結構ありだとは思うのですが、(倍率ロックフリーだったりその他FX-8150とクロック以外同じだったり)日本でのFX-8120の予価が2500Kより高いとなるとやっぱり微妙な感じですよね。

 今回のベンチの見所は各々の使いたいソフトで・・・となるかと思いますが、唯一の希望だと思われたx264ベンチでもそんなでもない感じでした。消費電力では恐ろしいことになっていると言えなくも無い感じですが、海外のサイトのいくつかでは同じTDP 125WのPhenomⅡx6 1100Tとほとんど同じとなっていました。

 これは、歩留まりが悪そうな所によるバラつきによるものなのか、その他マザーボードの影響(ロードラインキャリブレーションなど)があったりするためなのでしょうか?

 x6 1100Tと負荷時で同等レベルの消費電力であると分かればそこまで悲観するレベルの消費電力では無いかと。アイドル時の消費電力の低下はかなりの物のようですし、あとは低電圧マージン次第で非常に微妙からまあまあ微妙ぐらいまでは、ランクアップ出来そうにも思います。

 高クロック型であるが為に・・・って感じに微妙になっていますが、流石に32nm世代でTCなどで最高で1.4Vあたりというのは流石に無理があるのでしょう。下手に無理をせず、1.0V~1.1Vぐらいで動かせる範囲でならばワットパフォーマンスはそこまで悪くはならないでしょうし。(そうすると性能で微妙となりそうですが)

 その他、個人的にはSandy Bridge世代になってより顕著に表れだしたというか色々内蔵された影響で、AMD(AM3)側のマザーボードの消費電力という大きな壁が出来てしまったように思います。仮にCPUだけでも同等水準になってもマザーボードで10W~20W近くも差が出たりしたら・・・なんてことがあるかと思います。(そこらへんはマザーボードの設計で・・・ということもありますが)

 最後に、ひとつ結構ツボを押さえているようで押さえていないレビューがconecoにありました。OCは結構なサイトでやっていたりしますが、低電圧耐性を探るというのは珍しいかと(購入者レビューでは普通ですが)しかし、これの酷い所は低電圧耐性をって言っておきながら定格電圧及び標準状態での消費電力を公開しないという微妙っぷりです。

 その他Radeon HD6990なんて積んでいたら+何ワットされることやらですし、消費電力しか載せないのであればHD 6450でも載せておけば良いのにと思ってしまう次第です。


 日本のサイトは色々ありますがマイコミあたりが情報量が多い感じで参考になるかと。

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