2012年4月25日水曜日

Ivy Bridgeの発表

 国内メディアなど一斉にIvy Bridgeの発表がなされました。ついでにベンチマークも公開されていましたが、CPUの性能向上幅はインテル公式のスライドでも6%程度のようで、Sandy Bridgeを持っている人からしたら買い換えるほどでもなさそうな結果となっています。

 加えて言えば、IPCの向上が殆ど無くともクロックの向上があればという中でCorei7 2700KとCorei7 3770Kのクロックは同じ+OC耐性も今の所Sandy以下ということで、Sandyを持っている人にしたら微妙な感じに仕上がっているとも言えなくもないかと。

 22nm&3Dトランジスタで省電力化もなされていますが、発熱という不安視に対し4gamerを見る限りではTDP 95Wの2700Kと大して変わらない温度になっているのが見て取れます。(消費電力は下がっていますしCPUクーラーの面の違いなどがちょっと不明ですが)

 そんな訳で、Ivyはどちらかと言えば3D性能の向上や消費電力の低下などノート向けな感じがしますが、消費電力の低下によるバッテリーの持ちの向上などや発熱量の低下はさて置き、放熱というのは大丈夫なのでしょうか?ノートで断続的な負荷を与えるような使い方はしない気もしますが若干不安も残るかと思います。

 そういえば、4月29日には各社からIvy搭載ノートが登場するようですが、流石にクアッドコアの上位モデルということでNVIDIAのKepler(28nm)ことGefore 600Mシリーズがセットになっているモデルが殆どなように感じます。折角IvyでGPU性能を重点的にパワーアップさせたのにと悲しいものを感じてしまいます。

 そういった点では、下位モデルのdGPUを搭載しないノートなどで効果を発揮しそうではありますが、中位モデルではもう暫くはSandyのままだったりしそうですし、下位モデルはIvyにならなそうな・・・デスクトップ向けでもHD2500が主流でと恩恵を受けられる層というのは少なそうな・・・(Trinityにも勝機はありそうです?)

 Keplerといえばすっかり忘れかけていましたがGeforce GT 640Mのベンチマークは先月にはもう出ていたりしましたね。(マイナビImpress)そんな訳で、Ivy+Keplerなノートの性能も大体想像は付きそうです。

 肝心のIvyのGPU性能ですが4gamerを見る限りでは、A8-3870KのHD6550Dに近い値を出しており中々な感じとなっています。ただ、時折HD6450並に落ち込む所もあったりしてA6-3670KなどのHD6530D並と言っておけばOKな雰囲気ではあります。

  しかし、Anandtechを見るとHD6550Dに並ぶシーンの方が少なく確実に差が出ており、時折HD5450並になっているという全く違った印象を受ける結果となっています。(HD5450はSP数80・HD6450はSP数160)

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