AMD's Cafeを見ていたところSemiAccurateにてTrinityのダイ写真と思われる画像が公開されたようです。(メーカー公式という訳ではないので合成だったりするかもしれません)
さて、素人が見た感じでは非常にそれっぽく見えます。Bulldozerモジュール2つにGPUコアがありメモコンがあったりと、綺麗にまとまっているように感じます。というかLlanoとCPU部以外では、そんなに変化無いような感じなので・・・特に・・・
個人的な見解ですが、Bulldozerモジュールで遅いと言われていたりしたL3キャッシュが無くなっており、モジュールも少ないお陰でクロスバーも少ないように見えます。そんな訳で、綺麗に無駄なくコンパクトに収まっている印象を受けました。(Llanoと同じくらいの大きさのようですが、)
そんな訳で、結構期待できそうな雰囲気なのでは?なんて思いましたが、別にダイサイズや中の整然さは性能とは関係無いでしょうから(コストやコストパフォーマンスには関係あるでしょうけど)あとはBulldozerコアの改良やL3キャッシュ分の消費電力の低下を期待するぐらいでしょうか。
現状のGF32nmを考えると、高クロック化というのは厳しい物を感じますが、低消費電力方向で性能をあまり考えないならば、コストやパフォーマンスで結構良いノートPC向けのAPUになるのでは無いかなんて思います。(メモコンが良くなっている分GPUも性能向上がしているでしょうし)
そういえば、AMDのBulldozerやFusionの考え方で、例えばBulldozerはシングルスレッドが多少落ちてもマルチスレッドでダイサイズあたりでより効率良くや、GPUのSP数などを多く(面積を多く取る)してクロックを下げて効率良くなど、ある程度当たり前の印象かつ堅実的な気もします。
それでも、将来的にGPUにもっと多くの作業(プログラム)をさせるということは置いておくとした場合、現状では結構AMDの戦略って裏目な感じがしますね。
インテルの多少ダイサイズあたりの効率は悪くともシングルスレッド重視で、GPUは小さく(高クロック)というのは微妙な印象ですが、現実的にはこちらの方がと思います。
CPU性能ではマルチスレッドは未だにそこまで重要視されていないですし、高クロック化の問題もあるのでシングルスレッド重視で行く方がワットパフォーマンス良いですし、GPUもメモリ帯域がボトルネックになってしまうので、多少コアが小さくともワットパフォーマンスが多少悪くなろうとも高クロックで帯域使い切るぐらいで充分という気がします。
とはいえCPUの性能(シングルスレッド)もそこまで重要視される時代でも無くなりましたし、少しでもGPU性能が高いほうがゲームなどが快適にとなればという考えを持てばAMDの戦略も結構良いと思うことも出来るかと、インテルも差別化の一貫とはいえCeleron B800を出しているあたりCPU性能に満足している客の多さを感じますしね。
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