conecoのスタッフがサンプル品のFX-8120を入手してベンチマークなどのレビューを行なっています。結果としては、定格の3.1GHz付近までなら低電圧化でTDP 85~95W程度?には簡単に出来そうな雰囲気みたいですね。
3.5GHzあたりや4GHz付近では要求する電圧も上がり、消費電力面でもワットパフォーマンス面でも微妙になっている感じです。まあ、3.5GHzぐらいまでは充分に実用域な気もしますが。
さて、興味深いのはBus Speedを200MHzから220MHzにすると10%のBusでのOCになりますが、CINEBENCH R11.5では、同クロックで5%~7%程度の性能向上をしているということです。
画像で公開されているCPU-Zでは分かりませんが、K10.5などと同様として考えるとBusを200→220MHzということは、HT-LinkとNBのクロックも10%上昇しているということになるかと。(2600MHz?→2820MHz?)追記 HTは定格2600MHz・NBは定格2200MHzのようですね。
個人的に、この手の事は少し触り程度にK10.5で試したことがあるのですが、HT-Linkが速くなっても大して意味はありません。(オンボードGPUやOpteronなどのサーバー用途、高性能GPUなどでは意味はあるかと思います)加えてHT-LinKを適度に遅くすると消費電力面でアイドル時などはそれなりに下がります。(3W~5Wぐらい)
では、NBはどうかと言えばリニアにとまではいかなかったように記憶していますが、メモリの転送速度が上昇します。それに合わせてベンチマーク(私の場合はx264エンコでも)も目に見える形で速度伸びました。(大幅とは言えるレベルではありませんが)
ここで、レビューでの情報が足りないので何とも言えませんが、FXシリーズは倍率ロックフリーなのでHTやNBも簡単にOC出来るはずで、そこら辺を調べないとBusのOCで性能向上と言うのは正しいとは言い切れないかと思います。
ただ、BusのOCは効果があるのは事実と言うことで捉えれば、240MHz程度にしてクロックは定格付近で低電圧化ということをすれば、FX-8120は結構良さげに見えなくも無い?(CINEBENCHももう少し伸びるはず?)
その他、相変わらずGFの32nmの出来は・・・とも思います。4GHz程度でK10.5よりもクロック上げやすい設計でモロに消費電力(要求電圧)が・・・って感じですし。今後45nmのC2→C3ステッピング並のかそれ以上の改良を期待したい感じです。
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